WBCニカラグア代表のデュケ・エベルト投手(21)が13日(日本時間14日)、ドミニカ共和国戦でメジャー屈指の強打者から空振り三振を奪う好投を見せ、試合後に急きょタイガースとマイナー契約を結んだ。MLB公式サイトなど複数のメディアが報じた。

エベルトはドミニカ共和国戦で1-6の9回に登板。まずは20年首位打者のソト(パドレス)を2球で追い込み、3球目のチェンジアップで空振り三振。昨季のア・リーグ新人王ロドリゲス(マリナーズ)はカウント2-2からスライダーで再び空振り三振。3番マチャド(パドレス)にはスライダーを二塁打にされたが、4番ディバース(レッドソックス)をフルカウントから7球目のチェンジアップで空振り三振に仕留めた。19球中14球がストライクで、フォーシームの最速は89・9マイル(約144・7キロ)だった。

ESPNによると、球場を後にしようとするエベルトをタイガースのスカウトが見つけ、質問をいくつかした後に契約をオファー。移動のバスの中でエベルトの契約合意がチームに発表されたという。178センチ、77キロのエベルトは国内リーグに所属し、U-23の代表にも選出されていた。