世界ボクシング機構(WBO)バンタム級12位の井上拓真(大橋)が12月にWBO同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)に挑戦すると5日、所属ジムの大橋秀行会長が明らかにした。

 世界初挑戦となる20歳の井上拓はWBOスーパーフライ級王者の井上尚弥の弟。

 5日に記者会見した井上拓は「わくわくする。兄弟で世界チャンピオンになるという夢を成し遂げたい」と語った。東洋太平洋王座獲得などスーパーフライ級を主戦場にしており、1階級上げての挑戦となる。

 タパレスは昨年12月に大森将平(ウォズ)との指名挑戦者決定戦を2回TKOで制し、その後に王座を獲得した。