K-1スーパー・ライト級の左右田泰臣(28)が4日、都内で会見し、復活ののろしを上げた。

 3日に東京・代々木第2体育館で行われた「K-1 WGP 2016」(日刊スポーツ新聞社後援)の同級スーパーファイトで、左右田はオランダの新鋭ファワド・セディッキを2-0の判定で下した。

 「昨日、1年4カ月ぶりに勝てて、とりあえずホッとしている」と開口一番、本音を吐露した左右田。今回の試合では、これまでのボクシングスタイルを捨てて、キックにこだわった。

 「昨日で26戦目だったが、ミドルキックの数が25戦目までの合計より昨日の方が多かった」と明かし、「いかに蹴りをサボっていたかということ」と笑った。

 3月に3連敗目を喫し、引退も考えたが、王者ゲーオ・ウィラサクレック(32=タイ)から練習相手に指名され、現役続行を決めた。そして、8カ月ぶりのK-1リングで待ちに待った勝利をつかんだ。

 「K-1の旗揚げから2年やってきたプライドもある。この65キロはアマチュアからやっていて、やり残したこともあるので、こだわってやっていく」とスーパー・ライト級を極めることを誓っていた。