内藤哲也(35)が、悲願の来年1月4日の東京ドーム大会メイン出場を正式に決めた。セミで、7月の米国大会、8月のG1と2連敗した石井智宏と、東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証をかけて対戦。23分56秒に及ぶ壮絶な戦いを制した。

 内藤は、やられてもやられても立ち上がる石井に大苦戦。それでも、変形デスティーノ、成長デスティーノを繰り出し、粘る石井を粉砕した。13年にG1に優勝した際は、東京ドーム大会のメインを中邑-棚橋のIWGPインターコンチネンタル選手権に譲った。しかし、ロスインゴベルナブレス・デ・ハポンで確固たる地位を築き、ついに実力でプロレス入りしてからの夢を実現させた。

 内藤は、メインの試合後、8度目の防衛を果たしたIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカからリングに呼び入れられた。リング上からマイクで「オレは聞きたい。EVILを倒したオカダと、石井を倒したオレが、2018年1月4日の東京ドームのメインイベントで、IWGPヘビー級王者オカダ対内藤でよろしいでしょうか?」と呼びかけると、大歓声に迎えられた。