プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者・田中恒成(22=畑中)が同王座を返上したことが1日、分かった。来週以降に名古屋市内で記者会見を行う見通しだという。WBOでミニマム級、ライトフライ級と2階級制覇に成功した田中は1階級上のフライ級へ転向し、3階級制覇を狙う意向。王座返上の連絡を受けたWBOバルカルセル会長は「田中が3本目のWBOのベルトを獲得できるように、フライ級の最新ランクに入ることになるだろう」とコメントした。

 今年9月、同王座の2度目の防衛に成功した田中だが、両目の眼窩(がんか)底を骨折。熱望したWBA王者の田口良一(30=ワタナベ)との団体王座統一戦が白紙となっていた。