セミファイナルで行われた女子フライ級5分3回で、ジェシカ・ローズ・クラーク(30=オーストラリア)が判定でペイジ・ヴァンザント(23=米国)を下した。

 最終3回まで激しい打撃戦を展開する競り合いながらも、的確に有効打を決めたクラークに軍配が上がった。タイミングのよいテークダウンやグラウンド状態で下からの絞め技などもみせて白星を挙げたクラークは「気分はいいわ。今日の試合ではもっとたくさん見せたかったんだけど、こういうこともあるし、試合は私が圧倒したと思っている」と判定決着に満足していない様子。ストロー級からフライ級に転級して初戦のヴァンザントを撃破し「自分の方が優れたファイターだと思って試合に臨んだし、それを証明するために必死にがんばってきた。世界最強の女子ファイターの1人だと思っているし、UFCが次に用意してくれる相手が誰なのか楽しみ」と気合を入れ直していた。