ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ(4月15日、横浜アリーナ)の予備検診が12日に都内ホテルで行われ、初防衛戦に臨む王者村田諒太(32=帝拳)、挑戦者の同級6位エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)ともに異常なくパスした。

 1月の発表会見以来の顔合わせとなった両者。身長で183センチの村田は5センチ低い挑戦者に、「やはり僕の方が大きいですね。(外国人スパーリング)パートナーの選手に非常に似た体格。やり慣れている。練習してきたことに通じる」と好材料ととらえた。

 今週から都内の自宅を離れてホテル生活をしている。家を立つ際にには長男晴道君(6)から「パパ、頑張ってね」と送り出されたという。小学校に入学したばかりで、さっそく5月には運動会がある。「格好いい父親で行きたいですね」と誓った。