プロレス団体ゼロワンは29日、高岩竜一(47)、日高郁人(47)、佐藤耕平(42)の退団を発表した。高岩は5月31日付、日高と佐藤は7月1日付での退団で、高岩と佐藤はフリーとなる。

川崎市内の事務所で行われた会見では、日高と団体を率いる大谷晋二郎(47)が出席。01年からゼロワンに所属してきた日高は、自身が運営する株式会社ショーンキャプチャーの体制作りに専念することを退団理由にあげ、「今はプロレスラーとして活動していくのは限界じゃないかと判断しました。選手としてほとんどのキャリアをこのゼロワンで過ごして、さまざまな経験を積ませていただきました。ありがとうございます。今後もゼロワンの発展をお祈りして、また自分も負けないように頑張りますので、今後ともよろしくお願いします」とあいさつした。

ベテラン3人の退団を受け、大谷は「新型コロナウイルスの影響で、プロレス界だけじゃなく、さまざまな業界の人たちが歯を食いしばって頑張っている。その中で3選手は自分の道を自分で選んだということで、僕の中ではホントにウソひとつもなく、3人に対して変な気持ちはないですし、感謝しかないですよね。3人が抜けるということは、ゼロワンを愛してくれた人たちもみんな心配してくださると思う。でも、旗揚げ当時からいる僕が言うんですよ。ゼロワンはなくなりませんから」と団体存続を強調した。

高岩と佐藤は団体を通じ、以下のコメントを発表した。

高岩「3年前に私をゼロワンに戻してくれて、大谷代表には感謝しかありません。そして、また退団となりますが、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」。佐藤「感謝の一言です。自分の考えを理解してもらい、一端のレスラーに育ててもらって本当に感謝してます。ありがとうございました」。