大関稀勢の里(29=田子ノ浦)は東京・江東区の部屋で四股やすり足などの基本運動を入念に行った。

 20代最後の場所となる夏場所(5月8日初日、東京・両国国技館)に向けて「全部勝つつもりでいかないと優勝できない。しっかりやっていく」と誓った。

 春場所は13勝で優勝争いを演じ、今場所で高いレベルの優勝を果たせば横綱昇進の可能性もあるが「考えることは一切ないよ。先場所と同じにはいかない。また新しくつくり直す」と気を引き締めていた。