大相撲秋巡業が5日、千葉・匝瑳(そうさ)市から始まった。秋場所で初のかど番全勝優勝を飾った大関豪栄道(30=境川)は、四股やチューブなど基礎運動に終始。

 最後はぶつかり稽古で新入幕の千代翔馬に胸を出して初日を終えた。ファンからの歓声も増え「少しは感じる。励みにしたいですね」と、初優勝の影響を実感。

 夏巡業で精力的に稽古したことが奏功したこともあり「徐々に、終盤にかけて上げていって稽古したので、それに近い調整ができればいい。偶数月にしっかりやっておかないと、本場所の結果に結び付かない」と、初の綱とりに挑む九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)を見据えた。