大相撲秋場所(9月10日初日、両国国技館)の前売り券販売が5日に始まり、日本相撲協会関係者によると、インターネットなどで発売が開始された午前10時から約50分で15日間の全日程が完売した。1月の初場所後に昇進した横綱稀勢の里らを中心に、高まり続ける相撲人気が顕著に表れた。当日券は各日約400枚が用意される。

 協会は周辺の混乱を避けるため、秋場所の前売りから国技館窓口での販売を取りやめ、インターネットの他、電話やコンビニエンスストア、各種プレイガイドが対象となった。チケット売り場担当の浜風親方(元幕内五城楼)は「ファンの方々による関心の高さを今回も感じた」と話す。国技館へ買いに来た人は見られなかったという。

 今年は初場所から7月の名古屋場所まで4場所連続で15日間の入場券完売と盛況が続いている。