大相撲の夏巡業が25日、神奈川・小田原市で行われ、横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が、朝稽古で今巡業初めて相撲を取った。平幕の大栄翔(23=追手風)を指名して、11番相撲を取って9勝2敗。左でのおっつけは見られず、左四つに組んでの寄り切りや、右からの突き落としで動きを確かめた。「まだまだ。もうちょい」と試運転段階だ。
名古屋場所を左足首の損傷で休場したため、夏巡業は10日の茨城・日立市から途中合流した。稽古場では土俵に上がらず花道で四股や、すり足などの軽めの運動を続け、15日の青森巡業で復帰後初めて土俵に上がり、十両復帰を狙う幕下貴源治に胸を出していた。その成果もあり「非常に体の感覚が良くなってきたと思う」と手応えが出てきていた。
左上腕付近のけがの影響でが、夏場所、名古屋場所と2場所連続で途中休場している。あと半月となった秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)へ向けて「しっかり体を作って、焦らずにやるだけ。力が出るようにやっていく。明日は明日でまたやらなきゃだめ」と徐々にギアを上げていく。

