大相撲秋場所を右足首の負傷で全休した横綱鶴竜(32=井筒)が1日、都内のホテルで同郷のムンフザヤ夫人(26)と挙式、披露宴を行った。

 既に15年2月に婚姻届を提出し、1男1女を授かっているが「人生のパートナーとしてこれからも僕の支えになってくれると思う」と新鮮な気持ちになった。

 全休した秋場所は、横綱陣で唯一出場した日馬富士の逆転優勝で幕を閉じた。「やっぱり最後は横綱が勝たないといけないとあらためて思った」と、日馬富士が奮闘した姿に刺激をもらった。右足首の状況については「明日からでも(相撲を)取りたいぐらい回復している」と良好をアピールした。

 出場すれば、進退がかかる九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)に向けては「ケガも本当に回復している。巡業でも準備して11月で良い結果を出したいと思います」と意気込み、昨年優勝した縁起の良い場所で復活を目指す。「落ち込んだ時に常に明るく接してくれるので、それにつられて明るくなる」というムンフザヤ夫人のためにも、土俵の上で恩返しをする。