日本最古の大相撲トーナメント「第76回全日本力士選士権」が2日、両国国技館で行われた。

 秋場所を全休した横綱白鵬と鶴竜が、国技館の土俵に上がった。土俵入りだけを行った白鵬は声援を浴びて「気分は良かった」と笑顔。左膝痛は順調に回復しているようだが、秋巡業への参加については「体と相談しながら考えたい」と慎重だった。

 3場所連続休場の鶴竜は1回戦で勢に負けたが、痛めていた右足首には「何の違和感もなかった」と、途中休場した名古屋場所以来の相撲で好感触。出場すれば進退がかかる九州場所に向け、秋巡業で調整していく。