大相撲の大関豪栄道(31=境川)が6日、福岡・春日市の尾車部屋で行われた二所ノ関一門による連合稽古に、一門外から参加した。九州場所(12日初日、福岡国際センター)に向けて、高安と大関同士による三番稽古は11番取り、8勝3敗と好調ぶりを披露した。

 最初の2番こそ連敗したが、終始、攻めの姿勢を崩さず、運動量で圧倒。鋭い出足や背後に回り込むなど、最後は5連勝で締めた。豪栄道は「それなりに満足できる相撲を取れた。あと2、3日やって、体を休めて初日を迎えたい」と、初日までの道筋をはっきりととらえた様子だった。

 連合稽古は2日連続で行われる予定で、この日が初日。7日の参加は「たぶん来ると思うけど体調次第」と、疲労なども考慮して決めるという。