大相撲の力士会が27日、東京・両国国技館の相撲教習所で開かれ、新会長に横綱鶴竜(32=井筒)を選出した。元横綱日馬富士関が昨年夏場所から会長を務めていたが、暴行問題の責任を取って引退したため、後任が選ばれた。

 力士会は十両以上の関取によって構成される親睦会。毎場所、番付発表の翌日に定例会が開かれる。白鵬も日馬富士の前任として約6年間、会長を務めた。定例会では、新十両力士の紹介や、引退相撲興行への協力要請などが行われ、力士側の意見をとりまとめて日本相撲協会に提言することもある。