大相撲初場所(14日初日、両国国技館)の開幕を1週間後に控えた7日、横綱稀勢の里(31)ら田子ノ浦部屋の力士たちが、部屋から徒歩10分ほどにある江戸川区立小岩小学校で稽古に汗を流した。

 同校の敷地内に昨年12月24日に落成した「小岩小相撲道場」の、こけら落としとなる初稽古に訪れたもの。相撲の普及、地域活性化のためにと、田子ノ浦親方(41=元前頭隆の鶴)の要望に江戸川区が応え完成した。

 連日、大関高安(27)と30~40番の稽古をこなしてきた稀勢の里は、8日に二所ノ関一門の連合稽古を控えるとあり、この日は四股、すり足などで汗を流し土俵には入らなかった。それでも完成したばかりの道場に「素晴らしい施設で稽古場も広い。土もいいし、気持ちよく稽古ができました」と心地よさそうな表情で話していた。