大相撲春場所(11日初日、エディオンアリーナ大阪)を前に、1月の初場所で初優勝した関脇栃ノ心(30=春日野)が5日、大阪・交野市の同部屋宿舎で大関豪栄道(31=境川)と三番稽古を行った。

 出稽古に来た格上の大関と16番とって、7勝9敗とほぼ五分に渡り合った。「結果は別として、これぐらい稽古ができるのは幸せ。やってる時は本当に苦しいけど、終わるとすごく気持ちいい。“やった!”って気分になるよ」。今場所の成績次第で、5月の夏場所では大関とりの期待も膨らむ。「先場所優勝したこととかはもうなし。またゼロからね」と充実の稽古を終え、笑顔を見せた。