大相撲の新十両炎鵬(23=宮城野)が6日、大阪市の部屋で稽古中に、初めて春場所(11日初日、エディオンアリーナ)で使用する締め込みを着けた。

 しこ名に入っている「炎」をイメージし、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)と相談して赤にした。炎鵬は「真っ赤ではないけど、炎のイメージでこの色にした。重くて動きにくいし、硬い部分があるので、腰を割った時に深く割れない感覚はある。でも、締め込みを着けると、関取になったのだと、一段と身が引き締まる」と、初々しく話した。

 同部屋の横綱白鵬からは、増量を厳命されており、1月の初場所では90キロ程度だった体重は「97キロぐらいになった。1日4、5食取ることもある」と、笑顔を見せながら話していた。