6場所連続休場中の大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が9日、都内の部屋で四股やすり足、立ち合いの確認などで約2時間、汗を流した。

 夏場所(13日初日、東京・両国国技館)を4日後に控えるが、仕上がりについては「どうだろう。まだ分からない」と、トーンは上がらなかった。三役以上の申し合いで3勝5敗だった3日の稽古総見以降、精彩を欠く稽古が続き、親方衆らから調整遅れを指摘されていた。夏場所出場可否はこの日も本人は明言しなかったが、師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)は「もう少し話して体調を見て」と話し、今日10日にも決断する見通しだ。