返り三役の小結阿炎(29=錣山)が、持ち味全開で快勝発進した。
もろ手突きの立ち合いから、同じ押し相撲の豪ノ山のいなしにもこらえながら、回転の速い突っ張りを出し続けて押し出した。昨年、貴景勝、高安とのともえ戦の末、初優勝を飾った九州場所で、再び存在感を見せることを予感させるような好内容だった。
錣山部屋付きの立田川親方(元小結豊真将)は、秋場所後に右肘の内視鏡手術を受けたことを、解説を務めたNHKのテレビ中継で明かした。その上で「1週間ぐらい前から徐々に相撲を取り始め『調子はいい』と言っていたので出ることになった」と、当初は休場も視野に入れていたが、状態を上げて臨んでいたことも付け加えていた。

