日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が、惜別の念を込めた千秋楽恒例の協会あいさつを行った。
十両の残り3番を前に、横綱照ノ富士(32=伊勢ケ浜)ら役力士8人を先導する形で入場。土俵に上がり中央に立つと一礼し、あいさつ文を読み上げた。
冒頭で15日間、満員御礼で開催されたことに対するファンへの感謝の言葉を述べた。その後、ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)での名古屋場所が、この日で幕を閉じることに対し「力士たちは本分を全うし、60年という長きにわたり大相撲の歴史を刻んできた、このドルフィンズアリーナで開催される最後の本場所にふさわしい、熱気ある取組を展開、ご期待にお応えできたことと存じます」と述べると、会場から拍手がわいた。
さらに、来年以降の名古屋場所が現在のドルフィンズアリーナから、ほど近い場所で開催されることから「来年の名古屋本場所は、大相撲にとって新たな時代の始まりとなります」と表明。「今後も土俵の、さらなる充実に努め、大相撲という日本の伝統文化を継承し、相撲道にまい進していく所存でございます」と続けた。
初日の協会あいさつで八角理事長は「このドルフィンズアリーナで開催される大相撲の本場所は、今年が最後になります。昭和40年7月場所から始まり、今場所で59回という長きにわたり開催できましたことも、関係者各位をはじめ、大相撲ファンの方々の、ご支援のたまものと協会員一同、心より感謝申し上げます」と感謝の念を込めて述べていた。

