◇8月1~5日◇東京・神宮球場ほか

【「球審を守る」4人→6人制も導入】

今年も全国で猛暑が続いている。関東連盟では今年1月、林清一会長が「今年も絶対に猛暑になる。(日本選手権などに向けて)対策をしてほしい」と要望。連盟では早い時期から今年の猛暑を見越して、対策を練った。

その中で、審判部ではまず「審判6人制」の導入に取り組んだ。渡辺久芳・関東連盟審判部副部長は「関東連盟の審判の平均年齢が58歳になっていますが、みんな頑張ってしまう。日本選手権の会場、神宮等の人工芝では外気温より高くなるので、負担を減らさざるを得ない」と話した。

4人制では塁審のカバーに動く球審の負担が大きいため、球審があまり動かなくていい6人制として「球審を守る」方策に。日本選手権直前の7月21日に講習会を行い、「6人制は初めてなので、行動マニュアルを作って動きのチェックをした」(渡辺副部長)という。日本選手権には全国から282人の審判が集結し、マニュアルに沿って各試合を6人でジャッジした。

合わせて保冷剤入りアンダーウエアを着用することで体温の上昇を抑えた。

もう1つ、画期的な猛暑対策として大会直前に導入したのが、審判服に短パンの採用。これはリトルシニアだけではなく、他団体や高校からプロに至るまで、初の試み。林会長から「米国では3A、2Aの審判は短パンをはいている」というアイデアを受けて、審判部で短パン導入を決め、バレーボールの短パンを急きょ転用している。

日本選手権開会式でお披露目されたが「確かに涼しい」と好評。6人制で運動量が少なくなった球審は防具などもあるため従来の服装だが、そのほかの5人は短パンという斬新なスタイルが目を引いた。他団体が視察に訪れるなど、これからはリトルシニア発の「夏の審判は短パン」が主流になるかもしれない。