今月2日から4日間に渡って行われたエリザベス女王の即位70周年を祝う記念行事「プラチナジュビリー」に参加するため2020年の王室離脱後初めて一家揃って帰国したヘンリー王子とメーガン妃夫妻は、目立つことなくひっそりと最終日を前に帰国の途についたことが伝えられています。

沿道に集まった人々からは歓声と共にブーイングがあがり、王室から軽い扱いを受けたと不満を漏らしていることも報じられている夫妻ですが、離脱後2年目は爆弾発言インタビューなど家族との確執がより強まった1年となりました。

前週から続き、今週は2021年の夫妻を取り巻く出来事を振り返ります。

ヘンリー王子とメーガン妃(2019年6月29日撮影)
ヘンリー王子とメーガン妃(2019年6月29日撮影)

■メーガン妃がイギリスのタブロイド紙を訴えていた裁判で勝訴

メーガン妃が絶縁状態とされる実父に宛てた手紙の内容を報じたメール・オン・サンデー紙を訴えていた裁判で、2月11日にイギリスの高等法院の判事は「手紙が公的に公開されないと思うのは妥当」としてメーガン妃の主張を認める判決を下しました。2019年に妃が父に宛てた私的な手紙の一部を掲載した同紙に対し、同年12月の控訴院でもプライバシーと著作権の侵害に当たるとする下級審の判決を支持する判決を下しています。

■第2子の妊娠を発表

夫妻の友人カメラマンが撮影した白黒写真を公開して、バレンタインデーに第2子の妊娠を公表。庭の木の下でお腹に手をあて横になるメーガン妃が、裸足で座るヘンリー王子の脚の上に頭を乗せ見つめ合う写真と共に第2子の妊娠を喜んでいるとのコメントを発表しました。

■王室に戻らないことを正式発表

エリザベス女王が2020年3月31日の離脱から1年後に離脱について再検討すると取り決めていたことに対し、夫妻は王室に戻らないことを正式発表。今後は公務以外のことで世界貢献していくと改めて述べました。

■アメリカのテレビインタビューで爆弾発言

3月7日にCBSテレビで放送された大物司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビュー番組で、メーガン妃が王室内で人種差別を受けたと爆弾発言し、世界中に大きな衝撃を与えました。長男アーチー君を妊娠中に生まれてくる子供の肌の色がどのくらい濃くなるのか懸念した王室メンバーがいたと明かしたことで、その人物が誰だったのか様々な憶測が飛び交うことに。また、妃は王室内での暮らしでメンタルに不調をきたして自殺を考えたことなども赤裸々に語り、このインタビューをきっかけに兄ウィリアム王子や父チャールズ皇太子との仲が修復不能になったことが伝えられています。

■メーガン妃に王室スタッフへのいじめ疑惑が浮上

サンデー・タイムズ紙が、2018年10月に妃のいじめが原因でスタッフ2人が退職に追い込まれたと当時の報道官が王室側に報告していたと報じ、いじめ疑惑が発覚。しかも夫である王子が「ことを荒立てないで」と懇願していたことなども伝えており、この件に関して王室が調査すると異例の発表をする事態に発展しました。

■ヘンリー王子がシリコンバレーの企業に就職

ヘンリー王子が、カリフォルニア州シリコンバレーに拠点を置くスタートアップ企業「ベターアップ」に就職。セラピストやコーチとユーザーをマッチングさせ、アプリを通じてメンタルヘルスのコーチングを提供するサービスを行っている会社の最高影響責任者となるチーフ・インパクト・オフィサーに就任するも、この役職名が英語で略するとCHIMPO(チンポ)となることから、日本語で男性器を意味すると米メディアが報じるなど大きな話題に。

■フィリップ殿下の逝去で、ヘンリー王子が離脱後初帰国

4月17日にウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂で行われた祖父フィリップ殿下の葬儀に参列するため、ヘンリー王子が単身で帰国。妊娠中のメーガン妃とアーチー君は同行せず、ウィリアムズ王子やチャールズ皇太子と直接顔を合わせる機会はあったものの、和解には至らなかったことが報じられました。

■ヘンリー王子がウィンフリーとメンタルヘルスのドキュメンタリーを制作

インタビュー番組の司会を務めたウィンフリーと再タッグを組んでApple TV+によるメンタルヘルスに関するドキュメンタリーシリーズ「あなたに見えない、私のこと(The Me You Can’t See)」を共同制作。レディー・ガガらセレブが自身の心の痛みや過去のトラウマについて語る内容で、王子自身も母ダイアナ元妃を突然失った悲しみからアルコールや薬物に手を出した過去や、苦しむ兄弟に父が手を差し伸べてくれなかったことなどを赤裸々に告白して話題に。

■長女リリベットちゃんが誕生

6月4日に夫妻が暮らすカリフォルニア州サンタバーバラ郊外の病院でメーガン妃が第2子を出産し、エリザベス女王の愛称「リリベット」と母ダイアナ元妃の名前にあやかり、「リリベット・ダイアナ」と命名。夫妻は女王に敬意を込めて命名したと伝えられるも、事前に相談がなかったことが報じられるなど、英国内では名前を巡って論争の種となりました。

■ダイアナ元妃の銅像の除幕式に出席するためヘンリー王子が2度目の帰国

母ダイアナ元妃の生誕60周年の記念日となる7月1日、兄弟が没後20周年の節目となった2017年に制作を依頼したことを発表していた亡き母を称える記念像の除幕式が行われ、ヘンリー王子が単身で帰国。兄弟が揃って大役を果たす中、父チャールズ皇太子夫妻は欠席。カメラの前で兄弟が談笑しながら歩く姿が目撃され、フィリップ殿下の葬儀に参列した時とは違って表面上は和やかなムードだったことが伝えられています。

■ヘンリー王子が回顧録出版へ

米出版大手ペンギン・ランダムハウスが、22年後半に幼少期から現在までの半生を綴った王子の回顧録を出版することを発表。公の目にさらされ続けてきた人生について正直かつ誠実に描写する内容だと同社は明かし、王室離脱を巡る真実や確執についてどこまで踏み込んで明かされるのか注目されています。王室を攻撃するものにはならないとの報道もある一方、出版に際して王室に事前許可は取っておらず、暴露本になる可能性も取りざたされており、どこまで真実が明かされるのか王室内では懸念の声も上がっています。

■ヘンリー王子とメーガン妃がNYで離脱後初の2ショット

9月23日に慈善イベントに出席するためニューヨークを訪れた夫妻は、離脱後初めて公の場で2ショットを披露。滞在中は揃って米同時多発テロで倒壊した世界貿易センターの跡地に建設され展望台を訪問するなどメディアを賑わせましたが、季節外れの服装や高価なイヤリングが批判の的になる一幕も。

■11月、離脱後初のレッドカーペットに揃って登場

第一次世界大戦が終結した11月11日に合わせて開催されたガラに出席し、離脱後初のレッドカーペットに揃って登場。かつて陸軍に所属し、アフガニスタンにも従軍したことのある王子は、「軍での経験が今の私を作ってくれた。王室を離脱しても英国陸軍は自分にとって大切な存在」とスピーチ。

■「楽しくない仕事はやめて良い」発言で大炎上

王室を離脱して米国移住するなど自由を手にしたヘンリー王子が、米ビジネス誌ファスト・カンパニーのインタビューでメンタルヘルスについて言及し、「楽しくない仕事は辞めても良い」と語ったことが物議を醸して炎上。「庶民は簡単に仕事は辞められない」と、王室の後ろ盾や莫大な資産のある王子に対して「上から目線」と批判が噴出しました。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)