映画この一本

こんなにダマされても気持ちいい!!/コンフィデンスマンJP(日)

どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続に「うわっ~、ダマされた」。緻密に幾重にも練られた脚本は秀逸だ。張り巡らされたわなにザワザワし、プッと噴き出してしまうようなユーモアもある。

フジテレビ系の月曜夜9時の「月9」で放送された連続ドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版。「コンフィデンスマン」(信用詐欺師)たちが日本を飛び出し、香港で一世一代の大仕事に挑む。

天才詐欺師のダー子(長沢まさみ)、真面目で小心者のボクちゃん(東出昌大)、百戦錬磨のリチャード(小日向文世)の息はぴったりだ。ターゲットは香港マフィアの女帝で、その冷酷さから「氷姫」の異名を持つラン・リウ(竹内結子)。リウが持つ伝説のパープルダイヤを狙う。

長沢の幅の広い演技は見る者を翻弄(ほんろう)する。お宝を前に、はしゃぎまくり、変顔を連発したかと思えば、かつての「恋人」の前ではしんみり。天才詐欺師のつかみどころのなさを巧みに表現している。最後は再び「うわっ~」。こんなにもだまされて気持ちのいい映画はあまりないかも。エンドロールで席を立たないほうがいい。【松浦隆司】(このコラムの更新は毎週日曜日です)

洋邦問わず、日刊スポーツの映画担当記者がオススメ映画を紹介します。

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