大阪マラソンと民放ラジオは相性が良い。

ABCラジオ「ミルクボーイの火曜日やないか!」から内海崇(ミルクボーイ)、同「兵動大樹のほわ~っとエエ感じ。」から兵動大樹(矢野・兵動)。ラジオ大阪「和田麻実子のみみよりだんご」からネイビーズアフロのみながわ・はじり。MBSラジオ「ヤマヒロのぴかッとモーニング」からは水曜パートナーの梅山茜がランナーとして参加した。

今年もタイムオーバーに終わったミルクボーイ内海崇(2026年2月22日撮影)
今年もタイムオーバーに終わったミルクボーイ内海崇(2026年2月22日撮影)

結果はそれぞれ。みながわとはじりは4時間53分で、梅山は4時間45分で走りきった。

一方、内海は30キロ手前で、兵動も26キロでタイムオーバーのため、完走はならなかった。

マラソン翌日の月曜日、ネイビーズの2人はOBC「みみよりだんご」に、いつも通り出演。楽しそうに42キロを振り返っていた。「いっしょに走っているのに『はじりさんは、どこですか?』と沿道の人から何度も声をかけられました」と、みながわは相方の陰が薄かったと証言。応援にかけつけた和田麻実子アナウンサーも「私も、はじりさんを見逃しました」と告白。当のはじりは「伴走する撮影スタッフのビブスと同じ色のシャツで走っていたから、見えなかったのかも」と苦しい言い訳? をしていた。

次の日にはABC「火曜日やないか!」で、2年連続で途中リタイアとなった内海が心情を明かした。「去年よりは走った距離が伸びた」「兵動さんに1度は追い抜かれて、その後抜きかえした」「マラソンしか兵動さんには勝てないので、あせった」と、完走はできなかったものの、楽しげに激走を振り返った。

水曜の朝は「ぴかモニ」の中で梅山が「暑かった。つらかった」と道中の苦しさを語った。パーソナリティーの山本浩之から4時間25分を切ったら「焼き肉をごちそうする」という約束を取り付けていたが、その目標タイムに届かず、残念そうだった。

大阪マラソンに参加した「チーム兵動」、左から、くるくるコミック荻野晋吾、藤本景子カンテレアナウンサー、矢野・兵動の兵動大樹、山下、笑福亭大智(2026年2月22日撮影)
大阪マラソンに参加した「チーム兵動」、左から、くるくるコミック荻野晋吾、藤本景子カンテレアナウンサー、矢野・兵動の兵動大樹、山下、笑福亭大智(2026年2月22日撮影)

そして金曜の「ほわ~っとエエ感じ。」では、兵動が「今やから言うけど、スタート前は『完走いける!』と思っていた。でも5キロで、もうしんどくなってしもた」と吐露。「暑かった。途中で眠たくなった」と苦闘するうち、見知らぬ女性ランナーから「私、82歳やで。私に抜かれたら終わりやで」と声をかけられたことなどを話した。

まだ体のあちこちに疲れや痛みが残っているランナーに対して「また、来年も走るんでしょ?」と激励のような、脅迫のようなコメントも出た。尋ねたのは走っていない共演者(自分は決して走らない)。おもしろいことに「もう出ません!」という拒否は誰もしなかった。内海は「完走したい」という意欲をにじませ「兵動さんがまた走るなら、自分がやめるわけにはいかない」と前向きだった。

「しんどい。でも楽しい」がランニングの魔力であり、大阪マラソンの楽しさでもある。42キロのお祭りに参加することで、御堂筋のど真ん中を走り抜け、沿道の熱い声援を浴びることができる。勇気を持って参加したランナーの特権だ。

大阪マラソンが誕生したのは2011年。今では市民ランナー、草ランナーが(抽選さえクリアすれば)誰でも走れる参加型イベントとして毎年大盛況だ。ラジオもまた生活密着型メディア。両者の相性が良いのは当然かもしれない。【三宅敏】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミへキタへ~」)※この記事を書いている記者は第1回から4年連続で抽選に負け、5年目でやっと大阪マラソンを走った経験を持つ。