花組トップ柚香光が昨年12月10~13日、神戸国際会館こくさいホールで、プレ・サヨナラ公演となるスペシャルコンサート「BE SHINING!! -華麗なる時-」を終えた。2月10日開幕となった兵庫・宝塚大劇場での次作「『アルカンシェル』~パリに架かる虹~」で卒業を発表しており、退団前“最後のショー"で、存分に“華麗"なダンス、ステージを披露。客席おりも複数回に及び、客席との交流を満喫した。

東京公演を終え、迎えた神戸公演初日。オープニングから「私の人生で初めて振り付けをさせていただきました」と言い、自慢のダンスを披露。「温かな拍手で、ほんとにペンライトがきれい」と、4階席までほぼ満席の客席を見やって感謝。約2000人収容の同ホールを埋め尽くしたファンから大きな拍手を浴びた。

卓越したダンス技量と色香漂う立ち姿に磨きがかかる。その多彩な魅力をつめこんだ「宝石箱のようなコンサート形式」のショー作品となった。

新人公演に主演した「エリザベート-愛と死の輪舞-」からの楽曲など、入団からの足跡を振り返りつつ、進行。自身主演の代表作のひとつ「はいからさんが通る」や、トップ就任前の「ポーの一族」などからも、映像が流された。

「(今は)兵庫県民なんで! 兵庫県に戻ってまいりました」

同時退団するトップ娘役星風まどか、人気スター聖乃あすからと歌い踊り「どんな状況でも応援してくださり、どんな風が吹こうとも見守ってくださるお客さまが存在するからこそ、私たちは公演ができます」。満席の客席に語りかけ、ファンからの拍手が10秒以上続いた。

アンコールを受けて再登場すると、柚香は花組メンバーも舞台上へ呼ぶ。

「いつもいつも、どんな時も応援してくださる皆さまに、普段、ご愛顧いただいている皆さまに、恩返しをさせてもらいたい、その思いでこのコンサートが実現しました」

再び、大きな拍手を浴びた。2月開幕のサヨナラ公演「アルカンシェル」では、ドイツ侵攻に抵抗しパリのレビューを守るダンサーにふんする。同東京宝塚劇場千秋楽となる5月26日をもって、宝塚に別れを告げる。【村上久美子】