歌舞伎俳優で日本舞踊坂東流家元の坂東三津五郎(ばんどう・みつごろう、本名・守田寿=もりた・ひさし)さんが21日午前、すい臓がんのため都内の病院で亡くなった。59歳だった。
三津五郎さんを慕う市川海老蔵(37)も訃報を知った22日、「兄さんのもとへ」というタイトルでブログを更新した。記したのは「信じたくない…」と一言だけ。少ない言葉が深い悲しみを感じさせた。
海老蔵は、昨年9月に特別公演「源氏物語」の会見を行った際、同年の舞台を降板した三津五郎さんについて「歌舞伎界は(中村)勘三郎さん、父(市川団十郎)と大きな柱を亡くしている。三津五郎のお兄さんは次の柱。元気になっていただかないと歌舞伎界としても困る」と心配していた。
三津五郎さんは、病気降板した役者の代役を何度も務めてきた。海老蔵の襲名公演の途中で団十郎さんが急性白血病で「勧進帳」を降板した時は弁慶を演じた。



