落語家桂きん枝(64)が16日、大阪市内で28年前からライフワークとしている落語会「きん枝のがっぷり寄席」(5月15日、大阪・なんばグランド花月)を発表した。

 毎回、30分以上の大ネタに挑む落語会で、ゲストには江戸から、長年親交のある三遊亭円楽(65)を呼び、おいの藤田裕樹(29)が組むお笑いコンビ「バンビーノ」も出演。「ダンソン!」のリズムネタで人気上昇中のおいとは初共演になる。

 バンビーノは昨年、「キングオブコント2014」決勝に進出。相方の石山大輔(30)が「ダンソン!」とリズムよく踊って、馬など仮面を着けた藤田を引き寄せ、技を仕掛けるパフォーマンスネタで、若者から注目されている。

 きん枝によると、同落語会のチケット購入を姉に依頼したところ「うちの息子も出したって」と言われ、出演を決めた。「姉には逆らえず、落語会やけど、まあええか」。柔らかい物腰、抜群の人当たりの良さで知られるきん枝らしく、快諾したという。

 円楽とは同世代で長いつきあい。過去、同落語会にもたびたび出演しており、ともに大ネタを演じる。「楽さん(円楽さん)が何をやるかで、かぶっていたら僕が変える」と言い、披露するネタはまだ決めていない。

 きん枝には「落語はワインみたいなもの」という持論があり、若い日に覚えたネタを「体内で熟成させていく」ものととらえる。

 「若い時にやった噺(はなし)も、今なら違う気持ちでできる。いずれは師匠(故5代目桂文枝)がやっていた『立ち切れ線香』なんかもやってみたい」と話した。

 そんなきん枝に、円楽から「長いつきあいで、きん枝兄ちゃんと呼んでいる。落語を一生懸命やろう。60歳を過ぎても遅くないという気持ちで頑張っていきましょう」とメッセージが寄せられた。