俳優妻夫木聡(34)が19日、都内でキヤノン「ミラーレスカメラ EOS M3」の新CM発表会に出席した。

 日本のCM史上、初めてパリ・オペラ座屋上で撮影された。妻夫木はカメラを手に地上80メートルの屋根の上を歩いた。屋上から、パリの街並みや夕暮れの風景を撮った妻夫木は「オペラ座の中に役者として入るのは困難なのに、それを飛び越えて屋上で撮影なんて、貴重な体験でした。(高所は)あまり得意じゃないけど、仕事になると忘れちゃう」と振り返った。

 撮影当日は風があり、寒かったという。妻夫木が着る薄手のトレンチコートが風にはためいて雰囲気抜群だが、周囲のスタッフはダウンジャケットを着るなど防寒していたという。苦労しただけに、完成CMを見た妻夫木は「自分が自分じゃないみたい。見入ってしまいました」と満足そうだった。

 撮影は2日間あったが、初日は雨で中止になったため、街を散策したという。妻夫木が実際に「EOS M3」で街並みや道行く人々などを撮った写真も披露された。絞りやシャッタースピードなど、撮影のテクニックにも触れ、カメラに親しんでいることをうかがわせた。「EOS M3」の特長、高画質で高速オートフォーカスにも納得、「撮りたいと思う瞬間を撮ることができました」。

 妻夫木は意外にも、パリを訪れるのは初めて。「日本が大好きで、温泉でゆっくりしたいという古くさい人間」と自分のことを分析した。それでも「自分が撮影したいと思うものに出会いに行って、実際に出会えたら価値観は変わると思います。世界に踏み出す勇気がほしいですね。ニューヨークも行ったことがないので、街並みを撮ってみたい。まずはチケットを買うところから踏み出したい」と笑った。新CMは26日から放送。