バンド結成30周年を迎えたPERSONZが26日、東京・北の丸公園の日本武道館で91年4月以来、24年ぶりに同所で公演を行った。
メンバーとともに人生を歩んできた約7000人の中高年ファンが見守る中、王冠をかぶって真っ赤なマントを着たボーカルJILL(55)が登場。「24年間、お待たせしました。戻ってきました。最高の夜にしよう!」。
金色に染めたロングヘアーを何度も左右に振りながら、衰えぬ声量で「7COLORS」「DEAR FRIENDS」など19曲を約2時間半で歌い上げた。
日本人アーティストの武道館公演で23年のブランクは最長記録という。
11年3月の東日本大震災発生の直後、JILLは「自分に何ができるのかという迷いと、さまざまな不安を抱えていた」という。そんな時、スタッフが笑いながら提案したのが「武道館公演」だった。30周年という節目を数年後に控え、JILLは「バンド結成30周年で武道館に立つ」という決意を固めた。
実はその時に、武道館公演を成功させたらグループを解散しようと思っていたという。だが、この日、ファンの熱い声援を受けて「今日から新しい夢に向かっていきます。ここからがまたスタート」と宣言。ファンに「いいですか?」と聞くと、大拍手が沸き起こった。「ありがとう。またここでやりたいよ」。
80年代の日本のロックシーンをけん引した4人組はこれからも走り続ける。



