昨年12月にくも膜下出血で倒れた歌手米良美一(44)が14日、横浜みなとみらいホールで歌謡コンサート「ヨコハマ・ポップス・オーケストラ 2015」に出演した。「もののけ姫のテーマ」「ウナ・セラ・ディ東京」など6曲を、1800人の前で熱唱した。6日、群馬で273日ぶりにステージ復帰したが、この日は神奈川フィルハーモニー管弦楽団の100人以上のオーケストラ&コーラスを従え、クラシック歌手としての本格復帰を果たした。ハイトーンボイスを披露し、完全復活へ前進した。

 本番前に会見し「意識が回復したとき、声が出るか心配だった。恐る恐る声を出して音程がちゃんと取れたときはうれしかった」。3月に退院後は故郷・宮崎でリハビリ。幼少期から先天性骨形成不全症を患っており慎重に進められた。「今の声は7割程度。でも、大変な経験をして歌詞が身にしみるようになった。大変な経験をプラスに変えたい」と笑顔。会場には美輪明宏、沢田知可子ら交友のある歌手から花が贈られたが米良は「お祝いの花で良かった。本当に危なかったんだから」と明るくジョーク。今後は「とにかく長生きしたい。皆さんを喜ばせる歌を歌っていきたい」と話した。【小谷野俊哉】