カリフォルニア州地方裁判所は米国時間の10日、歌手テイラー・スウィフトに対する著作権侵害訴訟を却下した。

 米CNNなどによると、訴えていたのはR&B歌手のジェシー・ブラハムさんで、スウィフトの14年の大ヒット曲「Shake It Off」の中で、ブラハムさんが13年2月に著作権を取得していた曲「Haters Gone Hate」と同じフレーズが使用されていると主張し、訴えていた。

 ブラハムさんはスウィフトおよびレコード会社のソニーに対し、4200万ドル(約50億4000万円)の損害賠償金の支払いや、「Shake It Off」のソングライターとしてのクレジットを求めていた。しかし、裁判官は判決文の中で、「少なくとも現時点では、被告側はこの訴訟を振り払った」と述べた上で、その理由として、ブラハムさんが裁判で十分な証拠を提示しておらず、その主張は憶測的なレベルを超えていないと判断したためだと説明。これらの問題が改められれば、新たに訴訟を起こす機会が与えられるだろうとしている。

 スウィフトの曲には、「Players(遊び人)たちはもて遊ぶ。Haters(アンチな人)たちは憎む。Fakers(いかさま師)たちは騙す」 というフレーズがあり、ブラハムさんの曲にも、「Hatersは憎み、Playersはもて遊ぶ。Fakersに気をつけろ、彼らは毎日、あんたたちを騙すだろう)」というフレーズがある。「Players、Haters、Fakers」という3つのキーワードや、フレーズのコンセプトが同じであることは確かで、ブラハムさんが再度、訴訟を起こすかどうかが注目される。(ニューヨーク=鹿目直子)