テノール歌手の古橋郷平が、6月1日にCDアルバム「AMORE」(ドリーミュージック)をリリースしてメジャーデビューする。アルバムは、イタリア歌曲、映画音楽、「愛燦燦」などの日本語曲を含む全9曲で構成されている。ダイナミックで伸びやかな歌声が印象的だ。

 母の故郷広島で生まれた古橋。名前は平和を願う母の思いが込められている。声楽家の父、ピアニストの母との間に生まれ、高校時代に音楽の道に進むことを決めた。沖縄県立芸術大学、同大学院を経てイタリア・ボローニャ国立音楽院に留学。08年に同国で開催されたトスティ歌曲国際コンクールで3位に輝き、日本人初の入選を果たした。

 建築現場での荷揚げ、とび職、解体の仕事をしながら音楽活動を並行させてきた異色の音楽家。市井に生きる人々への温かなまなざしを持ち合わせて音楽と向き合ってきた。

 今年8月6日、米サンディエゴのシェルターアイランドで開催される世界平和祈念式典で、歌唱することも決まった。

 国内外で活躍する実力派テノールのデビュー作に注目が集まりそうだ。