新人歌手林部智史(28)が10日、東京国際フォーラムで初の全国ホールツアーを開幕した。昨年のテレビ東京系歌番組「THEカラオケ★バトル」年間チャンピオンを獲得し、2月24日に昭和歌謡曲風の「あいたい」でデビュー。「デビュー後の初コンサートです。70~90年代の懐かしいメロディーに一生懸命、挑戦していきます」とあいさつした。

 カラオケの“100点マスター”とも呼ばれていて、昨年まではボイストレーナーとしてカラオケ講師もしていた。20歳の看護学生時代に1年間うつ病を患い、治療のために1人で日本一周の旅を敢行。新聞配達やディズニーシーでアルバイトするなど、異色の経歴を持つ。苦労人は「僕が歌で表現する感情が、聴く人に豊かに伝わってほしい。その先で日本レコード大賞新人賞やNHK紅白歌合戦につながれば」と夢をはせる。

 今月7日のNHK音楽番組「うたコン」では、北島三郎と郷ひろみに挟まれて初出演し、話題になった。「とても優しい方々で、郷さんは、舞台袖で『会いたい~』と口ずさんでくださっていました」と感激。芸能界の大物たちにも注目される逸材だ。

 ◆林部智史(はやしべ・さとし)1988年(昭63)5月7日、山形県生まれ。EXILEのATSUSHIらを輩出した「ESPミュージカルアカデミー」を首席で卒業。14年から「THEカラオケ★バトル」で活躍し、昨年10月の年間チャンピオン決定戦で、史上初の予選・決勝で連続100点を記録し、2月24日にデビュー。