心不全のため12日に89歳で亡くなった芸能事務所・芸映会長の青木伸樹(あおき・のぶむら)さんの通夜が、16日、東京都世田谷区の勝国寺青龍殿で営まれ、同事務所の西村知美(45)や桜井淳子(43)ら芸能関係者約1000人が参列した。

 西村は「お世話になって約30年間、1度も叱られたことがありません。数年前、私が太った時にやせなさいと言われましたが、1人1人を心配してくれる方でした」と思い出を語った。桜井も「いつも体調を気遣ってくれる優しい方。おじいちゃんみたいな感じでした」と語った。

 他にコロッケときゃりーぱみゅぱみゅも取材に応じ、思い出を語った。コロッケは「突然だったので悲しくて。人としてのなりを教えていただきました」。きゃりーぱみゅぱみゅは「優しい方でニコッとして笑顔が印象的な方でした。ライブに来ていただき、グッズをうれしそうに持ち帰ったと聞き、癒やされました」と語った。

 青木さんは、社長としては西城秀樹、浅田美代子ら多くのアイドルを育てた。戒名は「慈篤院慧觀伸照大居士(じとくいんけいかんしんしょうだいこじ)」。葬儀・告別式は17日午前10時から同所で営まれ、弔辞を元同事務所所属の岩崎宏美がよむ。