俳優本木雅弘(50)が15日、都内で、主演映画「永い言い訳」(10月14日公開、西川美和監督)の完成披露舞台あいさつに出席した。

 「おくりびと」以来7年ぶりの主演となる本木は、西川監督の演出を「まるでいたぶるよう」と表現。「知的な言葉を使いつつも、低い声で『もう少し我慢して』『簡単にセリフを吐き出さないで』『もっとジクジクして』と、サディスティックに責められた。あのエクスタシーが忘れられない」と、M願望? を恥ずかしげもなく披露し、会場の笑いを誘った。

 本木の役名は衣笠幸夫で、プロ野球広島の大ファンでもある西川監督が、広島の「鉄人」と呼ばれた衣笠祥雄氏から取った。25年ぶりの優勝に同監督は「神がかっています! 本当にうれしいです! まさにこの年に公開されるべくして公開される映画だと思っています」と、興奮気味に振り返った。

 ほか竹原ピストル、山田真歩、藤田健心、白鳥玉季が登壇した。