故ジョン・レノンさんが、ポール・マッカートニー(74)と当時の妻リンダさんに宛てた怒りの手紙が、米マサチューセッツ州ボストンで開催中のオークションに出品されていることがわかった。

 米NBCニュース電子版によると、売主は明らかでないが、オークション最終日の17日にはおよそ2万ドル(約217万円)で落札される見込みという。

 手紙は1971年頃、レノンさんがオノ・ヨーコさんと結婚して2年後、ビートルズが解散して1年後に書かれたものとみられており、ビートルズ時代に確執が噂されていたマッカートニーとの関係がうかがわれるという。

 マッカートニーの当時の妻リンダさんが、レノンさんがバンドからの脱退を発表したことなどを批判したことに対する返事とみられており、「ポールとマネージャーのアレン・クレインが1日かけて、脱退について黙っているよう説得した。そのことを君の勘違いした心に留めておいてくれよ、マッカートニー夫人」「リンダ、僕の言うことを気にしないなら、黙っててくれ!ポールに手紙を書かせろ」と書いている。

 さらに、自分と妻オノさんに対する周囲のネガティブな扱いについても指摘。「君と”親切で自己中心的でない”友人たちが、ヨーコと僕が付き合い始めて以来、やったことに気づいて欲しい」と綴り、最後は「いろんなことがあったけど、僕たち2人から君たち2人に愛を」と結んでいる。

 この手紙は「ジョン・レノンの手紙」として2012年に公になり、長年にわたり世間にも知られていたが、マッカートニーは、手紙が2人の緊張した関係を示すというよりは、レノンさんが当時、麻薬を乱用していた結果、このような手紙を書いたものと主張していた。(ニューヨーク=鹿目直子)