今年8月、元夫ジョニー・デップ(53)によるDVを理由に離婚した女優のアンバー・ハード(30)が、女性に対する暴力をなくそうと呼びかけているビデオが公開された。

 ハードは米国時間の25日、女性カメラマンたちを支援するGirlGazeプロジェクトのサイトで公開されたビデオの中で、カメラに向かい、涙をこらえながら、自らのDV体験について語った。

 「犠牲者というレッテルには、多くの恥辱がついて回る。それは、多くの女性たちが経験しています。家庭内の密室で、愛する人に虐待を受けるということは、複雑です」と説明した上で、苦しかった時期に親しい友人たちが助けてくれたことを振り返り、「本当に信頼できる数人の女性たち、友人たちが周りにいなければ、私の人生は大きく変わっていたでしょう」と語った。

 8月、デップとハードは弁護士を通じ、数カ月にわたり法廷外で争った末、離婚に関する取り決めで合意。裁判官は最終的に、ハードが主張していたデップによる家庭内暴力の訴えを却下した。

 デップはハードに700万ドル(約7億円)の離婚調停金を支払ったが、ハードは全額、女性に対する暴力を防止するためのチャリティーに寄付した。

 ハードはビデオの中で、「私は同じ経験をした女性として、他の女性たちに、それは間違っていると思い出させるユニークな機会を持っています。あなたは1人ではない、この状況を変えることができるのです」と、DVに苦しむ女性たちに呼びかけている。(ニューヨーク=鹿目直子)