警視庁は28日、歌手ASKAこと宮崎重明容疑者(58)を覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕した。

 ASKA容疑者は今年1月、前回の事件後初めてブログを公開した。9万字以上の長文で、覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けるまでの経緯をつづり、交際していた女性の冤罪(えんざい)を主張した。覚醒剤使用の理由として、盗聴被害に悩まされていたことも挙げた。赤裸々な内容とともに数時間で削除する不可解な行動が臆測を呼んだ。削除されたブログは出版するつもりで書き上げ、大手出版社にも持ち込んでいたが、あまりに整合性がとれておらず、周囲に止められていた。

 削除されたブログには、音楽活動再開を希望する言葉もつづった。業界関係者に「CDを出したい」と相談を持ち掛けたこともあったという。

 7月にブログを再び開設し頻繁に近況をつづった。来年1月に13曲入りの自主制作アルバムを発売予定で制作の様子も明かしていた。逮捕前日27日には歌詞カード作成以外の作業がほぼ終了し「到達点直前にいる」と完成間近であることを報告。「来月の終わり頃ユーチューブで数曲発表させてください」とも記した。

 14年5月、知人女性宅で少量の覚醒剤を所持した疑いで覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された。約2カ月後の保釈当日に、千葉県内の医療施設の隔離病棟に直行。入院生活は約4カ月に及んだ。ブログで盗聴や盗撮、サイバーテロに遭っていると訴え続けたが、これがきっかけで、福岡県内の病院で治療を受けた時期もあった。