元TBSワシントン支局長で安倍政権に近いフリージャーナリスト山口敬之氏に酒を飲まされレイプされたとして、警察に準強姦(ごうかん)容疑で被害届を出していた詩織さん(28)の問題について、ジャーナリストの清水潔氏が「2年前から相談を受けていた」ことを明かした。

 3日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」に出演。被害者の詩織さんに対する誹謗(ひぼう)中傷の声も上がる中、清水氏は「実は、2年前から詩織さんから相談を受けていたんです。詩織さんからは、『安倍総理と親しかったこのジャーナリスト(山口氏)』ということでは全くない段階で話を聞いているので、政治利用など全くなく、本当に性的事件の被害者として、こういったことを放置したら世の中良くならないぞという思いで名前や顔を出して訴えているんだということです」と話した。

 さらに「この事件で一番大事なのは、逮捕状が出ていたのに逮捕しなかったこと。よっぽどおかしいんです。逮捕直前、成田空港で容疑者が戻ってくるのを待ちかまえていたら電話が入って『やめだやめだ』となった。その状態が明らかになっていくのに、2年の月日がかかったんです」と説明した。