石田純一(63)が、コメンテーターを務める文化放送「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」の15日放送回で、2007年(平19)10月に亡くなった母静枝さん(享年79)が、原爆が投下された後の広島市に入り、残留放射線で被爆した入市被爆者で、白血病で亡くなったことを明かした。

 石田は番組内のコーナー「きょうのナマチュウ!」の中で、元NHKアナウンサーの父武氏が学徒動員にかかり、軍需兵器を造る軍需工場で働いていたと語った。その後、女学校の生徒だった母静枝さんが、原爆投下後の広島市に入り、入市被爆したことについて語った。

 石田 母親は母親で、女学校で、原爆(投下)の後に広島に原爆の後片付けに行かされて、実はそこで被爆したんですね。だから生涯…いわゆる白血病、血液のがんにかかって、それで結局、亡くなったんですけれど。要するに当時は、核兵器の恐ろしさとか、プルトニウムの恐ろしさが、あまり喧伝(けんでん)されてなかったものですから、それで片付けに行って被爆してしまった。だから原子力発電所みたいなものを、なるたけ安全な…と言ったら絶対、反対する人も多いんでしょうけど、そういうのを強く…ライフワークですね、僕らの。

 石田は、MCの文化放送の斉藤一美アナウンサーから「(母は)石田さんのような健やかなお子さんをお産みになって良かったですね」と言われると、「本当にありがたいですね。僕は、まだそういうのが(被爆の影響が)今のところ出ていませんので」と語った。