女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の11月30日放送第52話の平均視聴率が21・2%(関東地区)だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 第52話は、藤吉(松坂桃李)はてん(葵わかな)に相談もせず、リリコ(広瀬アリス)に息子を預け、新しい寄席の手付け金として、芸人の給金を持って行ってしまう。怒り心頭のてんは、藤吉を責めるが、「家族のためだ」と言い張り、てんの気持ちを理解しようしない、という内容だった。