ノルウェー王室のマッタ・ルイーセ王女の元夫、アリ・ベン氏が同国のラジオ番組の中で、2007年にオスロで開かれたノーベル平和賞の記念コンサートの際、米人気俳優ケビン・スペイシーから股間を触られたとセクハラ被害を訴えた。英BBC放送が8日伝えた。

 コンサートは平和賞授賞式翌日に開かれる恒例のイベントで、この年はスペイシーが司会を務めた。ベン氏の説明によると、スペイシーはコンサート終了後にベン氏に話し掛け、テーブルの下に手を伸ばしてベン氏の股間を触ったという。

 ベン氏は02年に王女と結婚し昨年離婚。07年の平和賞はアル・ゴア元米副大統領、国際組織「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が受賞した。

 スペイシーには米国や英国で男性に対するセクハラや性的暴行疑惑が相次いで浮上している。