NEWS加藤シゲアキ(30)が12日、この日発売された5冊目の小説「チュベローズで待ってる」のトークイベントを東京・新宿の歌舞伎町ブックセンターで行った。歌舞伎町のホストが主人公の同作にちなんで、ホストやホステスを招待した。歌舞伎町で働くホステスに体調管理の秘訣(ひけつ)を聞かれると「無理されているんじゃないですか」と気遣った。すると、ゲストとして登壇していた元カリスマホストでホストクラブ経営者の手塚マキ氏から「質問されて、すぐに気遣う。完全にホストですよね」と指摘されると照れ笑いした。さらに同氏に「発言自体がホストですね。NO・1ホストになれる」とお墨付きをもらうと、「僕、欠点があるんですよ。人見知りなんです」と明かした。

 さらにNEWSメンバーで、誰がホストに向いているか聞かれると、日本テレビ系「news every.」でキャスターも務める小山慶一郎(33)と答えた。「いつも、会話をまとめてくれる。キャスターやっているから時事ネタも得意。10年前は(容姿が)本当にホストみたいだったし」と笑わせた。さらに先輩グループ関ジャニ∞の村上信五(35)の名を挙げ、「やっぱり面白いし、ご飯に行っても、率先してお酒をついで『俺はええよ』という感じ。周りから愛されている。尊敬できるホストになりそう」と説明した。

 小説も重版が決まり、発行部数15万部になった。ゲスト参加した芥川賞作家羽田圭介氏(32)は「うらやましい」と驚き、その内容についても「度肝を抜かれました。専業作家の立つ瀬がない。完璧ですね」と絶賛した。

 売れっ子のホストと作家に同時に褒められるとすっかり上機嫌になり「本物のホストクラブに行ってみたくなりました。体験入店? いやいや、お客さんとして行きますよ」と笑った。【横山慧】