17日に放送された広瀬すず(19)主演の日本テレビ系連続ドラマ「anone(アノネ)」(水曜午後10時)の第2回平均視聴率が7・2%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 広瀬はドラマの中で、身寄りがなくネットカフェで暮らす19歳の少女を演じている。家族を失い、社会からもはぐれ、お金の稼ぎ方も知らず、生きる方法を見失ってしまった少女が、1人の老人女性と出会うことから物語が始まった。2人は一緒に暮らし始め、世間を欺く衝撃的な計画を企てる。生きることの意味や、生きていく上で何が大切なのか、といったことを問い掛ける。

 第2話では、かつて更生施設で一緒だった“カノン”こと紙野彦星(清水尋也)の病気を治すために、お金が必要であることを知ったハリカ(広瀬すず)が、「林田印刷所」の名前を頼りに亜乃音(田中裕子)の元を訪ねる。亜乃音の持っていた札束の衝撃的な真相を知ることとなる。さらに札束の出てきた床下の穴から、15年前に失踪したはずの亜乃音の娘・玲(江口のりこ)が、死んだ亜乃音の夫・京介(木場勝己)と写っている写真が発見される。探していた娘が、隠れて夫と会っていたことに亜乃音はショックを受ける、という内容だった。

 広瀬にとって連続ドラマの主演は、15年の同局系「学校のカイダン」以来3年ぶり2度目。これまで明るく愛らしい女性役が多かったが、10代最後に深い業を背負った難役に挑戦した。

 脚本と演出は、同局系で10年「Mother」と13年「Woman」を手掛けた坂元裕二氏(50)と水田伸生監督(59)が5年ぶりにタッグを組んだ。