女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の26日放送の第96話が20・7%、27日放送の第97話が18・1%(ともに関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、伊能(高橋一生)は、藤吉(松坂桃李)から北村笑店の役員になって欲しいと相談される。キース(大野拓朗)とアサリ(前野朋哉)は新しいスタイルの漫才を披露、藤吉はその漫才を見て涙を浮かべ、“しゃべくり漫才”と命名した。その3日後、容体が急変した藤吉は、てん(葵わかな)との楽しい思い出を回顧しながら亡くなる。葬儀で白の喪服をまとったてん。藤吉の仲間らも全国から集まる、という内容だった。