元乃木坂46で女優の深川麻衣(26)が30日、都内で、初出演で初主演映画「パンとバスと2度目のハツコイ」(今泉力哉監督、2月17日公開)の公開記念として1日パン屋店長イベントに出席した。

 同作は独自の恋愛観を持った恋愛こじらせ女子の深川演じる主人公市井ふみと、偶然再会した山下健二郎(32)演じる初恋相手湯浅たもつが織りなすモヤキュンなラブストーリーだ。

 パン屋で働く、ふみ役の衣装で登場すると、見どころにたもつと2人でパンを作るシーンを挙げた。「和やかで楽しいシーンだけど、2人とも内側に複雑な気持ちを抱えているという、実はすごく切ないシーンでもあって、そこにモヤキュンが隠れているシーンだと個人的に思います」と話した。

 劇中にはパンをチョコペンでデコレーションするシーンもある。「たもつさんに言われた言葉がグサッときて、チョコペンがゆがむというトラブルがありました」といい、「でも、そのまま監督が使ってくださいました。よく見ないとわからないところですが、思い入れのあるシーンです」とアピールした。

 撮影では、高校生時代に古着屋でバイトをしていた経験を発揮した。「レジ打ちは学生時代にバイトしていたので生きたと思います。早くできたと思う」とほほ笑んだ。

 映画とコラボレーションしたくまさんパンはベーカリー&カフェ ルパ調布店で2月10日から期間限定で販売される。「この映画は自分にとって大切な作品になりました」といい、「ぜひシアタス調布で映画を見ていただき、このパンも食べていたければと思います」と笑顔でアピールした。