新事務所に移籍した歌手広瀬香美（５２）に対し芸名使用禁止などを求めている前所属事務所「オフィスサーティー」が１日午後、説明会を行う。この日午前「芸名『広瀬香美』に関し、ご説明のお知らせ」と題したファクスをマスコミ各社に送信した。

　広瀬は５月２８日にウェブ上で新事務所移籍を発表した。オフィスサーティーは５月３１日、ホームページで「弊社に許可を得ることなく、新事務所に移りました」と、広瀬が一方的に独立発表したと説明。また「広瀬香美は弊社代表取締役が命名した芸名であり、使用権限は、弊社及び代表取締役に帰属し、弊社所属アーティストとしての活動以外には広瀬香美の芸名を使用できません」としている。広瀬がデビューした際、事務所退所の際は芸名を使用しない約束を文書で交わしていたという。

　これに対し、広瀬は３１日夜ツイッターを更新し、「広瀬香美としての活動は今まで通り続けていきますので心配しないでくださいね」と宣言した。広瀬は９２年にデビュー。９３年に「ロマンスの神様」がヒットし、９８年のベスト盤は２００万枚を超える大ヒットとなった。同事務所のホームページによると所属アーティストは広瀬だけとなっている。