ソフトバンクのCMで、初代の「白戸家のお父さん」として、2007年(平19)6月に始まったテレビCMに出演していた北海道犬の「カイくん」が28日未明、老衰のために死んだことが分かった。16歳だった。同社がこの日、ホームページ(HP)で明らかにした。

 HPは「初代お父さん、カイくんへ感謝を込めて」のタイトルで、「28日未明、老衰のために天国へと旅立ちました」と報告している。

 カイくんは03年10月10日、北海道で生まれた。名前は北海道の「海」から命名。白毛の父、赤毛の母から生まれた3匹の長男だった。

 04年放送のNHK朝の連続テレビ小説「天花」やTBS系ドラマ「里見八犬伝」など、多数のテレビ番組にも出演。ソフトバンクのCM起用で人気が爆発し、DVDや写真集が発売されてCDデビューもした。現在は息子カイトくんとカイキくんが、2代目の「お父さん」役になっている。